お酢は健康に良いってよく聞きますよね。ポン酢も「酢」って文字が入ってるから健康なんだって思っていませんか?その考え、危険かもしれません。ここでは、美味しくてついかけ過ぎてしまいがちなポン酢の特徴と正しい使い方を紹介します。
そもそもポン酢とは
「ポン酢」って言われたら真っ先に味ぽんを想像しませんか?少し黒みがかったポン酢ですよね。実はこのポン酢の正式名称はポン酢醤油といってポン酢とは別物なのです。
ここではポン酢の定義とその他のポン酢商品の違いについて紹介していきます。
ポン酢とポン酢醤油の違いとは
ポン酢とは柑橘類の果汁(レモン・ライム・ダイダイ・ユズ・スダチなど)に酢を加えて味を整えたものです。また、酢を加えていない柑橘類の果汁を生ポン酢と言うこともあります。
一般的に馴染みのあるポン酢はポン酢醤油と呼び、ポン酢に醤油を混ぜた商品です。ポン酢といえばこのポン酢醤油を連想してしまいがちですが、実際はポン酢という略式なだけでポン酢ではありません。
ではポン酢醤油はどのように使っていけば良いのかを詳しく見ていきましょう。
カロリーも少なくヘルシーなポン酢醤油の弱点とは
ダイエットや健康に気を使ってポン酢(ポン酢醤油)を率先して使っている方も多いのではないのではないでしょうか。確かにヘルシーでお酢も使われているので健康と思ってしまいます。
注意したいのが炭水化物量と食塩相当量。健康を意識する上でこの2つは特に見ていただきたいポイントです。
炭水化物量と食塩相当量がなぜ大切なのか簡単に説明します。
ダイエットの天敵は炭水化物
炭水化物は適切に摂取すればとても素晴らしい栄養素となります。人が活動するときのエネルギー源となり力の源とも言われるでしょう。
しかし炭水化物の過剰摂取は血糖値を急激に上昇させてしまいます。そして過剰にとりすぎることによって血糖値がうまく下がらなくなってしまい、それにより肥満や糖尿病、生活習慣病のリスクが上がります。
1日の摂取目安量をしっかり把握した上で正しく健康的に炭水化物を摂取することをおすすめします。
塩分の摂り過ぎはさまざまな病気のもとに
塩分の過剰摂取でよく知られるのが高血圧です。さらに高血圧がもとになり脳卒中や心筋梗塞、動脈瘤などの循環器系の病気を発症してしまう恐れがあります。
また過剰な塩分を排出しようと腎臓もかなり負荷がかかることになります。塩分排出と共にカルシウムも排出されるため、腎不全や骨粗鬆症にも気をつけましょう。
ポン酢やポン酢醤油の1日の目安量
ポン酢は使う種類によっても成分が異なるためはっきりとした数字を言うことは難しいですが、ポイントとして塩分量を基準に考えると良いでしょう。
健康な成人男女が目標とされている塩分摂取量はそれぞれ7.5g未満と6.5g未満とされています。
食事の中でも塩分は含まれているので注意しながらポン酢を美味しくいただきましょう。塩分が気になる方は、生ポン酢などの醤油成分が入ってないものを選びましょう。
意識を変えて健康なポン酢生活を
ポン酢醤油は美味しくて食べやすいですが、ついつい食べ過ぎてしまうと気づかないうちに体に悪影響を及ぼす可能性があります。
今あなたが使っているポン酢の成分をもう1度確認し健康的に使うことをおすすめします。
自分に合ったポン酢で楽しい食事の時間を過ごしましょう。
ではまた。